すかるのBlog

好きなケインはコスギです

中山11R 中山金杯 レース展望

さてさて今年も競馬やっていきますよ。2022年 今年最初の運試し。
今年で71回目を数える日刊スポーツ賞中山金杯の考察をしていきます。
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まず大事なのが芝の状態。例年12~1月の中山は芝が荒れに荒れてスタミナを要する馬場になるのが常。過去10年の中山金杯ディープインパクト産駒の成績は(0-0-1-12)と燦々たるもの。ディープ産駒はスピードに長所のある馬が多いので、この数字は説得力のある指標になる。スピード馬が苦戦するのが1月の中山開催。
しかし12月4週目の中山開催が案外スピード決着だった。明け1月の芝の状態がどうなっているかがポイント。つまりはスピードに秀でた馬、スタミナに秀でた馬、どちらを重視するかという観点だ。これについては午前中のレースをヒントに馬場読みするしかない。

次いでレース展開に目を向ける。絶対的な逃げ馬はロザムール1頭。但しこのロザムールはある程度テンから飛ばしていくタイプではなくスローで脚を溜めるタイプの逃げ馬なので、ハイペースになる未来は見えにくい。シャムロックヒルも出来れば逃げたいが先行策でじゅうぶんの馬。やはりハイペースは考えにくい。
とはいえ先行タイプの馬も比較的多いためドスローという事もなさそうで、スロー~平均ペースで進むものと予想する。
当日の馬場次第ではあるが、ある程度先行出来るタイプの馬で長くいい脚というよりは瞬発力に長けた馬を狙ってみたい。これらを踏まえ、1頭ずつ簡単に触れていく。

①オウケンムーン   牡7 56.0 菅原明
 年齢的にも大きな上積みは期待出来ず、良績も東京競馬場に集中。強調材料乏しく紐にも要らない。

②タガノディアマンテ 牡6 56.0 津村明
 屈腱炎で11ヵ月半ぶりの休み明け。ここは見送り。

③コスモカレンドゥラ 牡6 54.0 柴田大
 前走ダートを試すなどきっかけが欲しい。斤量魅力もOP入りしてからは苦戦続く。今回は見送り。

④ヒートオンビート  牡5 56.0 横山武
 血統的には適距離に思えるが過去レースからは距離が足りないイメージ。
 この距離ならもう少し前が流れてくれる展開の方が向きそう。
 初の中山コースだが小回りが向くとも思えず、能力上位も単穴評価でいい。

⑤アドマイヤアルバ  セ7 53.0 吉田豊
 斤量以外に魅力なし。今回は消し。

⑥ヴィクティファルス 牡4 56.0 池添謙
 牡馬クラシック皆勤賞も9着14着10着と一線級には及ばなかった。ただしG2以下に絞ると2-1-0-1と安定。唯一の着外は2走前のセントライト記念(G2)。賞金が足りている事からメイチでなかった事に加え、直線前が狭くなる不利がありながら0.6秒差なら及第点。3着オーソクレースとは0.2秒差で、同馬は菊花賞2着。中距離なら世代上位と勝負出来る能力を持つ。差しの展開にはなりにくいが能力は足りる。稽古の動きも抜群。対抗評価。

⑦トーセンスーリヤ  牡7 57.5 横山和
 中山競馬に良績を残す。好走パターンは先行に偏っていたが、2走前の新潟記念を道中10番手から2着したように自在性も出てきたか。天皇賞秋以来で2ヵ月以上間隔は明くが、去年の中山記念(G2)は6ヵ月ぶりの実戦で0.6秒差5着と善戦。重賞2勝馬、トップハンデではあるがこなして不思議ない。脚質も向くため本命視。

⑧レッドガラン    牡7 56.0 斎藤新
 去年の京都金杯(G3)0.4秒差6着の実績馬が中山金杯に参戦。
2000mのレースは昨年6月以来9レース振り。京都より中山に勝機を見出しというより、決め手不足を距離で補おうとしている印象。連下まで。

⑨ロザムール     牝6 53.0 北村宏
 去年の4着馬。中山牝馬S(G3)2着、七夕賞(G3)2着の実績もある。
 力は足りるので連下で押さえる価値あり。

⑩ブレステイキング  牡7 54.0 丸山元
 3走続けて二桁着順。3ヵ月半の休み明けで買い要素乏しい。

⑪シャムロックヒル  牝5 52.0 団野大
 3走前マーメイドS(G3)の逃げ切りから穴人気している同馬。当時も50.0kgの最軽量ハンデを活かしたもの。今回も最軽量だが果たして。直線の急坂のある阪神競馬場で2勝しているのは心強いが中山競馬場が初出走なのが怖い。この人気なら無印で良い。(1月5日 8:30現在)

⑫サトノクロニクル  牡8 56.0 内田博
 中山競馬場にいい印象ない。先行力も疑問でここは用無し。

⑬アトミックフォース 牡6 55.0 戸崎圭
 良績は東京や新潟に集中しているが中山がからっきしという訳でもない。
 2021年4月のダービー卿チャレンジトロフィー(G3)は0.6秒差5着。
 3走連続で二桁着順で強調材料に欠くが紐で押さえる。

⑭ジェットモーション セ6 54.0 田辺裕
 6歳馬ながらキャリアは浅く上昇あって不思議ない。
 距離がやや足りない印象はあるが斤量54.0kgは魅力。紐で一考。

⑮アールスター    牡7 56.0 長岡禎
 去年の5着馬。去年4着馬(当時斤量52.0kg)のアールスター(今回53.0kg)を連下で押さえるのだから、去年同様56.0kgで走る本馬も抑える必要あり。近走凡走目立つも前走は展開不向きのなか0.5秒差まで迫った脚は魅力。

⑯ウインイクシード  牡8 56.0 松岡正
 昨年の同レース3着、一昨年は2着と中山競馬場の相性は抜群もさすがに8歳馬。斤量は昨年と変わらず56.0kgだが前走比だと-1.0kg。一発大駆けの魅力は秘める。

スカーフェイス   牡6 54.0 石橋脩
 中山経験なし、OP戦競走なし。展開も向かなさそうでさすがにパス。


午前中に馬場読みを入れてから買い目は考えたい。