競馬がギャンブルでない理由
なんて盛大にタイトルで釣っておきながら、明確にギャンブルなんですけどね。
いやでも、競馬は運任せではないって事を是非知ってほしくて。
一昨日やってしまった失敗体験を共有する。何かの一助になれば幸いです。
事件は2021年12月26日(日) 中山5R メイクデビュー中山で起きた。
出走する16頭は2歳の若駒。全馬初出走のレース。傑出馬不在の混戦ムード。
なかなか軸に適した馬が見つけられず、人気薄の中から⑬プリティバレリーナと⑭リネンファイトの激走を期待した。ここまでは良かった。問題は買い目。
直線は⑬と⑭のマッチレースの様相。だが大外から⑮の強襲に遭い、⑬⑭の単勝は外れワイド⑬-⑭だけ当てる事が出来た。馬連⑬-⑭なら外れ。
39.9倍となかなかの高配当で、ワイドで買ったのは好判断。
いや違う。これが大失敗だったという話をしたい。
ワイドというのは、指名した2頭が1~3着に入れば的中という買い方。
つまりパターンとしては、以下の6通り。
⑬-⑭-○
⑬-○-⑭
⑭-⑬-○
⑭-○-⑬
○-⑬-⑭
○-⑭-⑬
このレース、結論から言うと3連複で買うべきレースだった。
3連複は上位3頭を順不同で当てる買い方。
似た買い方で3連単というものがある。少し蛇足になるが簡単に違いを説明する。
上に貼った中山5Rは1着から順に⑮⑬⑭と入線した。
③連複は上位3頭を指名出来ればその順番は問わないので、
⑬-⑭-⑮
⑬-⑮-⑭
⑭-⑬-⑮
⑭-⑮-⑬
⑮-⑬-⑭
⑮-⑭-⑬
どの順番で入線しても当たり。一方3連単は⑮-⑬-⑭と順番通りでないと外れ。
当然難易度は3連単の方が高いが、その分配当が期待出来るのもまた3連単。
さて、ワイドが上位3頭のうち2頭を指名出来れば当たる買い方で、
3連複が上位3頭を順不同で指名出来れば当たる買い方…そう。
そこまで分かっていれば、このレース3連複で買わなきゃダメだったということ。
⑬⑭以外どの馬が来るか分からない。それなら⑬-⑭のワイド!ではなく、
⑬-⑭-①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑮⑯の14通りで3連複を買えていれば、
オッズは1183.5倍だった。ワイド⑬-⑭が39.9倍だから、実に30倍だ。
単純計算でワイド⑬-⑭を1,400円買ってたら55,860円(1,400×39.9)。
3連複⑬⑭⑮は100円で118,350円。金額にすると62,490円差。
ワイド⑬-⑭と3連複2頭流しは同じ発想。
ワイドではなく、しっかり3連複で買えていたらと悔やんでも悔やみ切れない。
普段から競馬する人向けに少しコアな話をすると、
3連単2頭軸マルチなら84点。全100円(8,400円)で7079.9倍(707,990円)。
自信があればここまで配当を伸ばせた。さすがにそこまで自信無かった為買えないけど。
ギャンブル=運と片付けてしまうのは簡単だけれど、こうした論理的思考も求められる競馬は、少なくとも運だけで勝ち負けが決まるものではない。
競馬は確率論に通ずる学問と言い換えられそうだ。