すかるのBlog

好きなケインはコスギです

一口馬主デビューしました!

2021年12月23日(木)

クリスマスイヴイヴにDMM BANUSYで2頭の一口馬主になりました。
banusy.dmm.com

一口馬主について説明した記事はコチラ
https://skull.hatenadiary.jp/entry/2021/12/26/210414


出資したのはこの2頭。

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ラクレーアの2020 19,500円/口
モルトフェリーチェの2020 12,000円/口

前々から一口馬主には興味があったが、ふとしたきっかけでエラクレーアの2020と出会い、
どうしてもエラクレーアの2020を持ちたいと思い一口馬主になろうと決心した。
このエラクレーアの2020の魅力について、もはや自己満足だけど説明させて下さいな。(モルトフェリーチェの2020についてはまた別の機会に)

ラクレーアの2020は、半姉フミバレンタイン(父カレンブラックヒル)が今年デビュー戦を見事勝利。このレースで負かしたヒステリックノヴァがその後地方重賞で2着に入っており、決してレベルが低くない事を証明しているのが頼もしい。

母エラクレーアは未勝利のまま引退、競走馬としてその名を残せなかったが、血統が魅力的で出資した最大の理由もそこにある。
ラクレーアの父Raven's PassはイギリスのG1馬。主な勝ち鞍はBCクラシッククイーンエリザベス2世ステークス
産駒は国内で11頭しか走っていないが、そのうち1頭はG1馬タワーオブロンドン。BMSも15頭のみだが重賞馬ライトオンキューを輩出しており、確かな遺伝力を示す。

母系に目をやると母父Galileoに目が行く。Galileoは言わずと知れた世界的大種牡馬だ。エプソムダービーアイルランドダービー、KGVI&QESを制して競走馬としても優秀だが血統背景も凄まじい。Galileoの父は大種牡馬Sadler's Wellsで母は凱旋門賞Urban Seaという超良血。
Galileo種牡馬として産駒がG1を193勝しており欧州版サンデーサイレンスとでも言おうか。6世代目には最高傑作であるフランケル(14戦14勝 G1:10勝)を輩出した。

母母父はRoi Danzig。名前からも分かるとおりDanzigの直仔だ。
G1馬を2頭輩出し、代表産駒はElle Danzig(母父Teotepec)が22戦12勝(G1:3勝)。
このように、母エラクレーアは欧州のロマンが詰まった繁殖牝馬である事が分かる。

一方で重厚な欧州血統は日本のスピード競馬に対応出来ないケースが良くある。凱旋門賞やKGVI&QES等を制し4戦4勝で早期に種牡馬入りするも、世紀の大失敗に終わったラムタラが典型例。
この対策として半姉はカレンブラックヒルを交配し、本馬エラクレーアの2020にはリアルインパクトを交配。スピード系の種牡馬を付け弱点を補った。

リアルインパクトと言えば3歳で古馬に混じって走った安田記念を制し、7歳にして初めてオーストラリアへ海外遠征し、これをただの旅行にせずG1競走ジョージライダーSを勝利した名馬。血統はディープインパクト×トキオリアリティー
特筆すべきは母トキオリアリティーで、同馬はリアルインパクトの1年前にウィルパワー(父キングカメハメハ)を産んでいる。競馬ファンならピンと来るところ。このウィルパワーの代表産駒はG1 2勝馬インディチャンプ。他にも重賞馬アウィルアウェイを産んでおり、2021年デビューのラキエータ(父キンシャサノキセキ)も見事新馬戦を勝利で飾った。それだけでない。
トキオリアリティーが2011年に産んだネオリアリズム(父ネオユニヴァース)は、香港の格式高いG1競走クイーンエリザベス2世カップを制しており、他にも2002年産のアイルラヴァゲイン(父エルコンドルパサー)も重賞ウィナーと、とにかくこの牝系産駒が走る。

話をリアルインパクトに戻す。
産駒デビューは2019年で、初年度産駒ラウダシオンが2020年にNHKマイルCを制すなど幸先は順調。産駒の傾向は2021年12月26日現在で芝20勝 ダート18勝と両刀の様相。距離は1200~1800mあたりに適正を見る。
自身が3歳でG1を制し、5歳6歳でG2阪神カップを連覇、7歳にオーストラリアのG1勝利しており、早くからの完成度・一線級で勝負し続けられる持続力の両面を見せているため、産駒にもこのような特徴が遺伝してほしいと期待する。
その意味でラウダシオンの今後には注目が集まる。

ラクレーアの2020は美浦の木村哲也調教師が預かる事になっている。
主な管理馬はステルヴィオ(マイルCSスプリングS)、オーソリティ(青葉賞アルゼンチン共和国杯連覇)など。2021年は重賞4勝を含む28勝で調教師リーディング33位(196厩舎中)に付けるランキング上位の厩舎だ。(2021年12月26日現在)
※ ちなみに有馬記念をエフフォーリアで制した鹿戸雄一厩舎は35位。

ラクレーアの2020を馴致するノーザンファームの小笠原厩舎長も成長の早さを指摘する等、今から来年のデビューが待ち遠しい。まずは半姉同様デビュー戦での勝利を目指す。