すかるのBlog

好きなケインはコスギです

生きることは権利か義務か

凡人の俺が思い付くことは全て手にしてきたような人が、
何かに苦心し絶望し、そして自ら命を絶つ一連の流れが本当に恐ろしい。
華やかな舞台で脚光を浴びるその裏に、一体どんな陰があったのだろう。

生きることは権利と言えるか

人は自ら生きることを選択していると言い切れるのか

これほどまでに富や名声を得てきた人間の選択が死なのだとしたら
自分が思っている以上に、人生は絶望にまみれているのかもしれない。

或いは明日を切望する人もいる
不治の病に罹り明日が約束されていないひとが、心の底から明日を願う。
そうした想いが叶わず、家族のしゃくり上げる声が病室に響き渡る─

どちらの死も等しく死と片付けて良いのか
生きることは権利か、それとも義務か

今回の一件は死生観を問う、有名人の死。
報道の在り方について厚労省が動き出す事態に。
news.yahoo.co.jp

ウェルテル効果を懸念しての対応かと思うが、さて如何に。ja.wikipedia.org

個人的にはウェルテル効果云々よりも、やはり芸人が自殺することは許されないと思った。
それは特定の個人(この場合は故人だね・・)を誹謗する趣旨ではなく、
茶の間に笑いを提供する立場の人間が、大衆に自死を晒し上げる行為がひとつも笑えないということだ。
人を笑わせるひとは嘘か真かは別にして、ひょうきんで太陽のような存在であってほしい。
そうでなければ、辛そうな表情を併せ持つひとを見て腹の底から笑えないから。
心に闇を持つなということではなくて、そこまで演じてこそ一流芸人なんだと思う。
芸人のプライベートは無口で寡黙だという話をよく聞く。それでいい。
仕事していない時まで明るくいる必要はない。ブラウン管の中ではひとりひとりが太陽であってほしい。

かつて明石家さんまが芸人は泣いてはいけないという趣旨の発言をした。
文脈から本件と関連性はないが、芯の部分は同じ意味合いなのかなと感じた。
girlschannel.net