Good-bye, son of Empire blue
厳しい寒さは続きますが暦の上ではもう春で、出会いと別れの季節なんですが
今日は突然のお別れがありました。
広尾サラブレッド倶楽部で出資していたエンパイアブルー2020が、
今朝馬房内で起き上がれない状態にあり、ステロイド薬を投与するなど懸命な努力の甲斐もなく
最期は獣医師の進言により安楽死措置を取る事になったそうです。
2021年12月上旬~2022年1月中旬にかけての約40日で28kgも体重を増やしており、
初仔特有の小ぶりな馬体に逞しさを見せていた矢先の出来事で、ショックは当然のこと驚きも大きかった。
これで2020年度産の出資馬は4頭に。広尾の出資馬の中で1番期待していただけに残念。
日本ダービーはおろか、1勝するだけでも難しいと言われる競馬の世界。
勝つだ負けるだの話以前に無事デビューする事さえ難しいのだと、改めてその厳しさを知らされた。
最後に少し本馬の話を。
本馬の馬体の良さを見てかエンパイアブルーは次年度も同配合に拘り、マジェスティックウォリアーが付けられ、この全弟はトップトレーナーである矢作芳人厩舎が預かる予定だった。
間接的ではあるが、このエンパイアブルーの2021に向けられた期待の大きさがエンパイアブルーの2020の期待値を高めたと言える。2022年に入ってから出資が伸びたのはこれが大きい。
母馬優先ならぬ兄馬優先制度でも作ってもらえないだろうか。兄の無念を託したい。